ビフレストの魔物娼館 レビュー|モン娘を調教して売春させる経営シミュレーション

シミュレーション

 ボクはこれでも割と幅広いジャンルを渡り歩いてきたつもりだが、振り返ってみると娼館経営シミュレーションはあまりプレイしたことがなかった。
 特別避けてきたという訳ではないが、何故かほとんど触れることなく今日まで来てしまった。
 ということで、本日はこちら。

DLsite
無印:ビフレストの魔物娼館
アペンド:ビフレストの魔物娼館Plus
FANZA
無印:ビフレストの魔物娼館
アペンド:ビフレストの魔物娼館Plus
サークル『ミッドナイトプレジャー

 現在ゲーム本体の「無印」とアペンドとなる「Plus」が販売されているが、購入する際は是非とも両方とも買って、Plusの方をプレイしてもらいたい。
 というのもPlusの追加要素はアフターストーリー的なものではない。もちろん新キャラクター(とそれに伴うCG)はあるのだが、システム面でのアップデートや機能拡張が主である。
 そのためか無印からPlusへのセーブデータ引継ぎができない仕様になっている。つまり、無印→Plusとプレイすると周回要素ゼロで2週目をプレイすることになる。
 わたしはこの記事を書くにあたって、2週どころか4週している。

 そろそろ内容の話に移ろう。

 エロマンガくらい雑な導入。
 経営シミュレーションをやり慣れている人にはお馴染みだろうが、期日までにお金を稼いで借金を返済しようというのがこのゲームの目的。
 そしてその方法が娼館経営という訳だ。

 主人公は「調教師」ということで様々なモン娘たちを市場で調達し調教していく。
 モン娘は娼婦として連れて来れられるので、当然のことながら調教の内容は全てピンク系。
 1モン娘につきソフト調教とハード調教が4種類ずつあり、それぞれ淫乱度による差分が用意されているので、非常にボリューム感がある。
 要するにエロシーン満載。やったね。

 このボリューム感の弊害なのかナビゲーター兼(おそらく)メインヒロインのミリアの空気感が否めない。
 ミリア自身はストーリーの根幹に関わっているし、物語の進行に合わせて少しずつ信頼を深めていく描写は丁寧で、シナリオがつまらないとかそういうことではない。
 ないのだが、日々調教を重ねてかつ親愛度によって個別ストーリーが進行していくモン娘たちの方が圧倒的に感情移入してしまうのはもう仕方がない。
 単純接触効果すごい。
 単純接触どころか粘膜接触しまくってるね。

 極めて個人的な問題ではあるが、この感情移入による弊害が他にも。
 ゲーム上のシステムのひとつにある程度調教したモン娘を引き渡すことで報酬を得られる斡旋所という機能がある。ドナドナ的な。

 全く利用しなくてもクリアすることは可能だが、なかなかの金額を得られるので急ごしらえで資金調達の必要がある場合などに利用する機会も少なくない。
 しかし、要求レベルを満たす程度に調教が進んでいるモン娘はそれなりに時間を費やしているので、既に情が移ってしまっていて引き渡すのは非常に抵抗がある。
 めちゃめちゃ売春させてるし、期日までに借金を返済できなければ即ゲームオーバーなので選択肢も何もないのだけど。根底から鬼畜の所業なのだけども。
 わたしは2回ゲームオーバーを経験している。

 ちなみにPlusでは数日後にモン娘が帰ってくる仕様に変更されたので、安心して売り飛ばせるようになった。

 もう少しゲームの話をすると、売春は客の好みに合わせたモン娘を選択することで客の満足度に応じた報酬を獲得できるという至ってシンプルなもの。
 客の好みも服従・淫乱・技巧の3つのパラメータ及びモン娘の特徴や性格といったものだけで複雑さは感じなかった。

 Plusの追加機能ではあるが、「交流」というシステムでモン娘の特性やスキルなどを他のモン娘に付与することができる(できないものもある)。

 例えば、スキュラ娘のダゴンに「マゾっ気」を付与することで水棲のマゾが誕生する。
 MSは出てこない。

 交流によって付与できるものはあくまでスキル的な扱いで、性格的なものを付与したとしても調教や売春時の反応にこれらの特徴が反映される訳ではないので、そこは脳内補完で楽しもう。

 そもそもの話、モン娘というジャンル上見た目の好みは分かれそうだが、人外度は割と低めで角や耳、手足程度なものでかなり人間寄りのため受け入れやすくはある。
 それでいて調教対象のモン娘が無印で13体(色違いのレア種がさらに4体)とPlusではさらに7体が追加されるため、誰かしら好みにマッチするキャラクターがいるはず。
 性格も多種多様なので、実際に調教してみて刺さるキャラクターもきっといるだろう。
 わたしはアルラウネとメロウにやられた。

 このゲームのエッチシーンは8割9割が調教によるものだが、調教というだけあって産卵や放尿プレイなどハード寄りなものが多い。

 調教が進むにつれてモン娘の反応も変化していくのだが、これはエロくなる一方で最初はイヤイヤだったのが後半はモン娘の方から迫ってくるほどになる。凌辱から快楽堕ちまで反応も幅広く楽しめる。
 より高い淫乱度での調教シーンを一度見ればそれ以前のものは自動で回想に登録されるので安心してドスケベに調教しよう。
 これだけにとどまらず、全てのモン娘に個別エンドまで用意されているんだから素晴らしいの一言だよね。

 無印からPlusへの変更点でも多々感じるところなのだが、かなりプレイヤーサイドのことを考慮していて、無駄な面倒くささを排除しようと意識されている。
 個別エンドも全てのモン娘に用意されているということは全24種類が存在することになるが、何度も周回しなくてもいいようにエンドレスモードに突入すれば条件を満たした時点でハーレムエンドと個別エンドが見られるようになっている。

 クオリティはもちろんのこと、プレイヤーの体験までしっかりと考えられているサークルなので、今後の作品にも期待値が高まる。
 予告作品も楽しみにしてまーす!

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