ショートケーキをのせたラーメンがあるんだとか。
美味しいらしいよ。

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サークル『ゆめなまこん』
わたしはこのゲームの魅力はシナリオであり、RPGであり、キャラクターであり、エロであると捉えている。
全部じゃん。
物語は主人公が【城】に流れ着くところから始まる。

停止した時間、捻じれた空間。人間が消え去った歪んだ世界の謎を解き明かすのが本作の目的。
よくある「ストーリーの進行と共にダンジョンを探索していく」形式ではないのも世界観を上手く演出しているポイント。
フィールドマップがオープンワールド型というのか、一本道の繋がりではなく複数の到達手段があるので、実力的に進むのが難しい場合はあれど自由度の高い設計になっている。
各地に散りばめられた「過去に起こった出来事」の記録を収集することで世界の謎に迫っていくのだが、この記録というのが特別なアイテムや装備品を入手した際にライブラリに登録されるものだったり、ダンジョン内に残されているメモ書きだったりする。
いずれの情報も基本的には断片的なもののため、集めていくうちに点と点だったものが徐々に線になっていく。伏線回収がされた時のあの快感が味わえる。
独自の固有名詞が多く登場するので点と点が繋がりにくいこともあるが、分からないことだらけの主人公視点に没入できるとも言える。
「停止した現在」の時間軸で起こるイベントも存在するが、これは主に登場人物のキャラクターを掘り下げる個別ストーリーのようなもので、それぞれの過去を垣間見ることができる。
ゲームの形式上、ストーリーやシナリオというよりは設定と言った方がしっくりくるが、この設定がしっかり作り込まれているので、かなり世界観に引き込まれる。
この辺りがシナリオ(設定)を魅力とする所以。
さて、ゲーム部分はというと……
戦闘は特殊なシステム等もないシンプルなRPG。
ただ、基本的に敵が強めで難易度としては若干高めくらい。


シンボルエンカウントではあるが、数が多いので衝突事故を起こした挙句、囲まれ圧殺されたりする。
全滅しても拠点に送還されるのでゲームオーバーにはならないが、所持金が減る。
資金に余裕が出てくるのはおそらく終盤になってからなのでそれはそれで痛い。
イージーモード等は無いので自力でクリアする他ないのだが、レベル上限が60と割と低めなのでレベル差にものを言わせて強行突破というプレイも終盤に近づくほど難しくなる。
ラスボス戦に至っては限界まで強化しているはずなのにあまりにもあっさりと負けたのでイベント戦かと思ったほどだ。
とにかく、使えるものは全て使うという姿勢でパーティーを強化していくことが重要になる。
パーティー強化の手段のひとつとして装備品の収集がある。
本作は隠し通路や隠し部屋がそこかしこにあり、強い装備品は大抵その先にある。
中には「ピュアマテリアル」というアイテムもあり、ピュアマテリアルを消費してパッシブスキルを習得することができる。


主人公はピュアマテリアルの消費数に応じて能力が解放されていき、この能力は他のパーティーメンバーに分け与えることができる。
そして、その伝達媒体が精液というザ・エロファンタジー。
公式の作品説明にもある通り、最初は必要に迫られてエッチしていたのが段々とエッチ自体が目的になっていき、のめり込んでいくという訳だ。
実際、あらゆる手段をフル活用してパワーアップしていかないと追いつかないので、自然とコンセプトには忠実になっていく。
しかし、初回こそ仕方なく的な雰囲気だが、イヤイヤという感じでもないし、何なら2回目くらいから既にノリノリなのでハマっていく過程を見る楽しみは薄いかもしれない。
システムにしても世界観にしても設定に説得力があるので、非常にやりごたえのあるRPGに仕上がっている。
わたしのクリアまでのプレイ時間は23時間だった。
これが想定されているプレイ時間より長いのか短いのかは分からないが(多分長い方だろうけど)、そのくらいのめり込めるゲームなのは確かだ。
そろそろキャラクター紹介もしよう。


魔法学校の天才児『シュガー』。
クールな性格だが、自身の才能や容姿を自覚している自信家(ポンコツではない)。
わたしの推しキャラである。
魔法に特化したアタッカーなので役割は分かりやすい。
エッチの時も基本的に生意気な態度で責めてくる。
が、主人公の反撃に遭ってよく啼かされる。
上の口の攻撃性に反して下の口はよわよわなので結構なアヘ顔をしているはずだが、その時の表情は一切見せてくれない。
表情は見えないが、オホ声を晒しまくっているのでバレバレではある。かわいい奴め。
口では挑発的に罵ってくるが、同時に念話で好き好き言ってきたりするのでそういうプレイなのか、ツンデレ的なやつなのか本心は分かりづらい。
それでも主人公を気持ちよくさせようと趣向を凝らしてくるので、実は4人の中で一番ベタ惚れしているんじゃないかという気もする。


砂漠の国の巫女『セメト』。
「褐色」で「一国の姫」で「猫耳・猫尻尾」で……キャラが渋滞してない?
属性が積載量オーバーだからか、4人の中では一番控えめなボディをしている(それでも十分ある方だと思うが)。
固有の役職としてはヒーラーだが、デバフを撒いたり殴ることもできてしまうので、器用貧乏っぽくなってしまいがち。
欲張りセットが悪い方向に出てしまっている。
主人公を先輩と呼び慕っており、天真爛漫さの表れか媚びたようなエッチをする。
その一方で自分は一番になれないと思っているような節があり、エッチの最中は自分のことだけを考えていて欲しい、独占したいというような思いが漏れ出ることも。
基本的にすぐ蕩けさせられ、主導権を握られてしまう。主人公どんだけテクニシャンなの。


お姉ちゃんを自称する騎士『アン』。
見ての通り色々とでっかい。
おっとりした見た目ではあるが、4人の中で一番獰猛である。
騎士というだけあってタンク役を担っているが、バッファーでもある。
戦闘では純粋な盾役だが、エッチでは誘い受け。
責めているようで責められている。ずっとアンのターン。
やっぱりというかおっぱいが多いが、お姉ちゃんは母乳も出せる。溢れ出る母性。
一貫してお姉ちゃんではあるが、その中でもこれはおねショタである。お姉ちゃんにはなす術なく搾り取られるしかない。
反撃を仕掛けてもそれ以上に搾り取られることになるので、結論お姉ちゃんには勝てない。


【城】のメイド『リーチェー』。
主人公達の身の回りのお世話をしているが、時々意味深な発言をすることもあり、リーチェー自身にも何か秘密がありそうな雰囲気を感じさせる。
【城】でのサポートを担っており、戦闘には一切参加しない。
ということはエッチでパワーアップする必要もない訳で……このメイド、ドスケベである。
リーチェー推しの方は残念だが、あくまでサブという扱いなのか他の3人より少しHシーンが少ない。
ロリでメイドで犬耳で、プレイ内容には赤ちゃんプレイがあったりとリーチェーもセメトに負けず劣らずの属性山盛りかもしれない。
さらにはテキスト上はそういった表現は一切ないので、声優さんの演技もあってかもしれないが、イラストの目はサドの目である。(あくまで個人の所感)
これだけ多くの要素を盛り込めば輪郭がぼやけて何だかよく分からないものになりそうなものだが、それが上手くまとまっていることがこの作品の一番の魅力だろう。
いずれの要素も高いクオリティなので、非常に密度の濃いものが出来上がっている。ムチムチを超えてパンパンの仕上がりである。
このサークルの作品は本作がはじめましてなので、他の作品も期待値を高めてプレイしてみたい。

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