わたしはアクション系のゲームが苦手である。
でも嫌いな訳じゃないよ。

シニシスタ SiNiSistar
サークル『ウー』
シスターの「ラビアン」がモンスターを退治しながら進む2Dアクションゲーム。
テキストがほぼ無いタイプのゲームなので、プレイヤーの読み取る力や察する力が試される。

説明といえばスタート直後のこの一枚のみ。
特殊なアクション等があるわけではないシンプルな作りになっているので、実際これで十分なのだけれど。
多くをというかほぼ何も語らないのも世界観やプレイヤー体験に重きを置いているためであり、ただのマイナス要素ではないのは一度プレイしてみれば分かるはずだ。
というのも、細かな背景やステージを進む道中の演出で何となくストーリーを察する材料が散りばめられているので考察が捗る。
また、説明もないまま手探りで進むしかない状況がホラー寄りというか不気味な雰囲気と相まってプレイヤーの恐怖感を煽っているため、没入感を演出するための仕掛けとしても一役買っている。
最初は少し戸惑う部分もあれど、そこまで考えればむしろ非常によくできていると思う。
前置きが長くなってしまったが、そろそろキャラクターの紹介を。
主人公である教会に派遣されたシスターの『ラビアン』だ。

こんな露出度の高いシスターがいてたまるか。
プロフィール等はほぼ不明。
公式の紹介ですら3行しかなく、その内1行が「おっぱいがデカい」。
いや、分かるけども。
ドット絵でさえ主張が強いのでこだわりが詰まっていることがよく分かる。
ラビアンにはキャラクターボイスが付いているのだが、テキスト皆無のゲームなので台詞と呼べるものは一切無い。
では何を喋るのかというと、主にダメージボイスとゲームオーバー時の喘ぎ声というかほぼ悲鳴(悲鳴ですらないものもある)。いわゆるやられボイス。
ひとつひとつは非常に短いが、しっかりと感情や表情が読み取れるあたりに声優の天知遥さんの演技力の高さを感じる。
ラビアン以外の登場人物は全て敵モンスターなので、ラビアンは単身でモンスターの巣窟に乗り込んでいることになる。
教会がブラック過ぎるのか。ラビアンが強過ぎるのか。


ラビアンの攻撃手段は近接の剣と遠距離を攻撃できるストック制の弓矢。
ラビアンのHPはあまり高くなく、難易度ノーマルの場合は3発も攻撃をくらえば大体ゲームオーバーになる(一発ゲームオーバーもザラにある)。
なのでヒットアンドアウェイが基本的な戦略になるのだが、わたしのようにアクションがあまり得意でない人にはなかなかハードルが高い(じゃあやるなとか言わない)。
できれば弓矢で倒したい。近づかないでほしい。
そんな人にも安心の設計で、ゲームオーバーになっても弓矢のストックが全回復した状態でそのステージの開始地点からリスタートできる。
ステージの区切りもかなり細かく設定されているので、大抵の場合はゲームオーバー直前からのリスタートになる。
この仕様が故にヌルゲーと捉えるか、死にまくる前提の死にゲーと捉えるか、当然わたしは後者である。
もしかすると「HPが低め」なのも「一撃ゲームオーバーが割と普通にある」のも死にゲーを想定してデザインされているのかもしれない。
シニシスタってそういうこと……?
とは言えアクションゲームとしては全体的に親切な作りになっている。
回復アイテムこそないが割と頻繁に弓矢のストックは回復できるし、飛び石的なステージはほとんどなく、初見殺しのギミックもない。

ああっ……。

これは無警戒に突っ走った結果、見えている敵に突っ込んだ図。
不意打ちではなく当たり屋が返り討ちに遭っただけである。
基本的にステージギミックと呼べるほどのものはほとんどないので、道中で行き詰まるということはよっぽどない。
問題なのは中ボスやボス戦。
中ボスやボスにやられた場合は直前からリスタートできるので万全の状態で挑むことができる。
一見するとものすごく親切だが(実際優しいが)、この状態で突破できなければそれ以上の救済措置が無いので詰みである。
唯一残された方法としては難易度をイージーにして挑戦することだが、わたしですら労せずクリアできてしまうレベルになるのでゲームとして楽しみたいならオススメはしない。
ヤー!

ああっ……。

ボスにもHPゲージ的なものはないので、これ効いてるの……? とよくなる。
そして大概は即死攻撃的なものを持っているので攻略法を見出した辺りで食われる。
ここまでがワンセット。
最後にお楽しみの話を。
シニシスタにおけるドスケベはドットHと立ち絵のイラストのみで、一枚絵は無し。
いずれもゲームオーバー時にのみ見ることができる。
全て敵に専用のアニメーションと立ち絵イラストがあり、敵によっては特殊シーンへ移行するものもある。
これだけでなく、落下ゲームオーバー時にまで専用のシーンが用意されているのには驚いた。


ポイントとして伝えておきたいのは敵の多くは仲間を増やそうと襲ってくるということ。
敵はほぼほぼ異形のモンスターなので、人間的な生殖をするとは限らない。
苗床的な扱いも割と少なく、ラビアンを同胞に変化させるといった類のものが主で、人間としては死んでいるというパターンが多い印象。
純粋に食事にされたり、首をはねられたりすることもあるので、全体的に「犯る」というより圧倒的に「殺る」感じが強め。
わたしはあまりリョナとかグロ系の性癖は持っていないのだが、新たな扉を開いた気がする。
ちなみに回想も実装されていて、ステージをクリアすると自動で登録される。
わたしは手動でほぼコンプリートすることになった。
次回作についても週1で進捗が公表されていて、シニシスタと同様のテイストなんだそう。
ラビアンもちょっと出るんだとか。
次の主人公もおっぱいがデカいんだとか。
たーのーしーみー!




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