魔女の護送人 レビュー|ダークな雰囲気と思いきや純愛モノRPG

RPG

修道女ってなんでシスターなの?

厳密には別ものらしいですよ

神父がファーザーなのでそこから見た呼びかけ語でシスターだそうです

ちゃんと姉妹だった

すると修道士は?

ブラザー

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DLsite:魔女の護送人
FANZA:魔女の護送人
サークル『ふくろうさぎ

 処刑場まで魔女を護送するというタイトル通りのRPG。
 陰鬱そうに見えて純愛だったり、シンプルそうに見えて密度が高かったりと良い意味で予想を裏切ってくる。

 主人公のブラザー
 デフォルトネームは無く、入力した名前がそのまま使用される。
 ブラザーゆうめ。微妙に語呂が悪いな。

 教会内では優秀な人材であるらしく、今回の護送人に抜擢された。
 朴念仁的な仕事人間というのが大まかなイメージ。
 細かな人間性はストーリーの中で徐々に明らかになっていくのでここでは割愛。
 想像以上に深掘りしてくれるので、そこも注目ポイント。

 ヒロインのミサ
 中世の魔女裁判よろしく魔女に仕立て上げられて……とかではなくガッチガチの魔女。

 本作の世界観では、魔女は10年に1度現れる存在であり迫害の対象になっている。
 ミサもその例に漏れないためか、他人を遠ざけ、信用していないようなキャラクター性。

 ……なのだが、身を挺して魔獣から守ってもらった日(初対面翌日)にはコロッと絆されてしまうチョロインである。
 直前には寝ている間に処女をいただかれてるのにね(主人公はラノベ主人公ではあるけれど、エロゲ主人公ではないので性欲に支配された訳ではないです。魔女を制御するために仕方なく。そう、仕方なく)。

拘束がキツすぎる。『Guilty』作品か?

 キャラデザを見るだけでも何となく察しは付いているだろうが、しれっと性癖盛り盛りである。
 おっぱいとおしりと太ももは盛れるだけ盛れと言われている(言われてない)二次元の世界でこんなにスレンダーを出してくるなんてきっと家族を人質に取られているに違いない。

 しかも常に目元まで影が落ちているので(クマにも見えるけれど)体形も相まって不健康そう。
 いっぱい食べな……って田舎のおばあちゃんくらい延々と食べさせてあげたい。

 見た目的には15歳くらいに見えるけどエロゲの登場人物なので成人女性です。分かるね?
 八重歯にツインテールとメスガキみはあるけど、全くそんなことはなく、むしろシリアス寄り。
 なので、わからせられません。早口言葉みたいになった。

 ビジュアル的には少数派(割合だと少ないだけで実数は多そうだけど)な要素(性癖)を詰め込んでいることは十分わかってもらえたかと思う。
 内面の話はストーリーの進行と共に理解していってもらいたいので、ここでは深く語らない。
 ひとつだけ言うならば、ミサはかわいいから覚悟しておけ。

なんかキャラクター紹介長くないか?

今日のメインコンテンツはここだよ

ゲームの紹介になってなくないか?

というかレビューでもないだろ

 ツッコミが入ったのでゲームの話もしよう。

情報量多めな戦闘画面

 戦闘システム自体は特別なものではないが、難易度は割とシビア。
 即死級の攻撃が数ターンおきに飛んでくるとかはよくある。
 少なくとも10回以上ゲームオーバーになった。
 軽めのRPGかなと甘く見ていたので、こんなにヒリヒリする戦闘が待っているとは思わなかった。

 戦闘そのものの殺意は高めだが、そこに付随するシステム周りはかなりプレイヤーに寄り添っている。

 例えば、戦闘が終了する度にHPとMPは全回復するので、常に全力で最高火力をブチ込んでいい(温存している余裕があまり無いとも言う)。
 これだけなら「そういうシステムのRPGあるよね」程度の話だが、本作は敵を倒すと経験値と一緒にSPも得られる仕様になっている。

 SPはスキル習得のために必要なポイント。
 一度の戦闘でそこそこSPは得られるし、レベルアップ以上に新たなスキルが使えるようになることの方が「強くなった」ことを感じられるので、ちゃんと戦闘をすることのインセンティブが大きい。
 ダレがちな雑魚戦闘をただの苦行にさせないための工夫が見られる部分である。
 まぁ、チートスキルを使ってしまうと戦闘も何もあったものじゃなくなるんだけど。

 というか、雑魚戦闘自体が設定からOFFにできちゃうんだけど。

 そういう訳でストーリーを楽しみたい人向けの措置は整えられている。
 でも、個人的には真っ向から戦闘してんぎぎ……ってなって欲しい。

 ただ、ステージギミックが凝っている方なので、ストーリー派がサクサク進めるかと言うとそうでもなかったりする。
 ギミックもストーリーのための演出に近いものではあるので、それも含めてストーリーと言えばそう。

 正直なところ、あらすじで語られるようなストーリーは何となく先が読めてしまう。
 しかし、ストーリーがつまらない訳ではないし、むしろ期待して臨んでいい。
 なぜなら本作の本質はブラザーとミサの関係性の変化にあるからだ。

 その証拠でもないが、本作の本編終了後には後日談エピソードがあり、これがなかなかボリューミー。
 制作が本当にやりたかったのはこの後日談なんじゃないかと思うくらいには気合が入っている。

 さて、ここらでエロの話にいっとこう。

 本作のエロはイベントシーンによるものなのだが、CG集のような一枚絵に吹き出しが載っているいるというゲームのエロシーンとしては珍しいタイプ。

 敗北Hとかは無いので、竿役はブラザーオンリー。
 プレイ内容も体位を変えて程度の変化でほぼノーマル。
 拘束具が一番特殊な部分なんじゃないかな。

 基本的に必要に迫られてというエッチなので、しぶしぶといった感じ。
 甘々でもなければ凌辱でもなく、ストーリーの延長線上という印象が強い。

 なので、エロいか? と問われるとううん……どうだろう……的な答えになる。
 エロ目的ではミサ単体に興奮できる人でないとちょっと勧めにくいところ。

 あと、竿役のセリフに♡付けるのやめない?

 顔が見えないから感情が読めないし、感嘆符的に付けたくなる気持ちは分かるけどね。
 平常時のキャラクター性と若干乖離してて、個人的には良くない意味で気になってしまったポイント。

 んじゃ、まとめ。

 ゲーム的には手軽な部類の割には骨太な体験ができる。密度の高いRPG。
 エロに関しては単体だと少し物足りなく感じそうだが、ストーリーとキャラクターとを一体として見れば総合的には良いとなるはず。
 この手のストーリー重視なゲームはRPGにする意味ある? となりがちだが、本作はこの点の懸念は全く無い。良い方の裏切りにたくさん遭った。

巨乳派ですが貧乳派に改宗しそうになりました

しないんですか?

えっ……?

しないのか?

アッハイ……

コメント

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