Prison Break Princess レビュー|何度でもイカされる姫の謎解き脱出ゲーム

RPG

 謎解き脱出ゲームってジャンルとしては何に分類されるんですかね?
 それがジャンル? アッ、ハイ……。


DLsite:Prison Break Princess
FANZA:Prison Break Princess
サークル『たのしいたけ

 奴隷商に捕まった姫が5種類の魔法を駆使して脱獄を目指す脱出ゲーム。
 RPG的なマップではあるものの戦闘は一切なく、隠されたアイテムを見つけたり、パズル的な仕掛けを解いたりして障害を突破していく。
 散々パスワードやら鍵やらを探して進んでいたのに、最終的には「よし、ぶっ壊しましょう!」って言い出した時には笑った。

 あまり複雑な謎解きはないので、おそらく難易度は簡単な部類に入る。
 謎解きという性質上、解けなければ永遠に進めない訳だが、実行できるアクションや調べられる場所も限られているのでローラー作戦で何とかならなくもない。
 ボクは2時間ほどでエンディングにたどり着いた。

 脱獄がある程度進んだらイベントシーンが入り、それが終わるとまた脱獄パートという繰り返しで物語が進行していく。
 物語といってもストーリー自体はあってないようなもので、
悪徳奴隷商に捕まる

奴隷オークションに出品される

脱獄!タイトル回収!
 くらいの話なので、シチュエーションの説明程度だと思っておいた方がいい。

 謎解き部分もそこそこ頭を使う必要があるので、決して粗雑な作りという訳ではないが、このゲームの真価はエロにある。
 そう、これは抜きゲーなのである。

 本作の主人公ニープル姫は無理やりされてしまうとか、公衆の面前に晒される羞恥などに興奮を覚えるマゾである。
 もちろんオナニーも止められないドスケベ。
 奴隷商達に捕まってしまったのも、前日にオナり過ぎて足腰が立たなくなっていたからなので、自業自得な気もする。

 エロシーンは全10種類あり、主にというか全部イッてもイッても責めを止めてもらえない快楽責めと連続絶頂。
 テキストに濁点が多くなってきて、「もうゆるしてぇぇえ!」と叫び始めた辺りから2段階くらい追撃される。
 ニープル姫のマゾ属性程度では到底カバーしきれないほど徹底的に責め抜かれる。

 とにかく絶頂回数がとんでもないので、一度暗転すると100回単位で絶頂している。
 100万回イッた姫。にゃー。

 2回目以降のエロシーンは魔法や淫魔を使った「ファンタジールート」と機械や薬を使った「化学ルート」を選択することができ、自分の性癖に合ったアクメショーを見ることができる。
 どちらを選んだにせよ執拗にイキ狂わされるので結果は変わらないが。

 ちなみに、本編中で選択しなかった方もエンディングまでクリアすれば回想で見ることができるので、周回する必要はない親切設計。
 エンディングも複数あるが、ハッピーエンドはエロシーンがなく回想に登録されないので、周回をしたくないならハッピーエンドを目指すといいかもしれない。
 ポイントは聖人的な選択肢を選んでいくことだ。

 これだけ派手にイキまくっているにも関わらず、最後まで心が折れることなく脱出を試みようとする。ドスケベでも姫。精神は気高い。
 もっとも、絶頂がある種の暴力ともとれる内容なので、快楽に飲まれるというものでもないのかもしれないが。

 最後までしっかり責めに抗おうとする姿勢を見せてくれるので、ドSな紳士淑女の方々はきっと満足できる作品なのだが、基本的にエロシーンはオークション中の見世物なので挿入は一切無い。
 というか、ちんちんすら出てこない(触手は出る)。

 この点に関しては不満が残る人もいるだろうが、それを差し引いてもエロいんよ。
 ちんちんは、無くてもイケるんだなぁ。

 不満というか、欲を言えばという話ではあるが、謎解きの中にもっとストーリーを密接に絡ませてくれれば謎解き部分(ゲーム部分)の必要性や重要性を上げられていたのかなとも感じる。
 そうなってくると、とんでもない化け物……いや、名作が誕生しそうだ。
 今後の進化に期待!

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