さいきょー☆えんじぇる ザラキエル! レビュー|メスガキ天使が大暴れ! シリーズ3作目の大作RPG

RPG

ついに出たかシリーズ3作目が……

出遅れすぎて周回遅れみたいになっている人が何をおしゃって?

大作だから時間がかかるのはしゃーない

あっ、開き直った


さいきょー☆えんじぇる ザラキエル!
サークル:『くじらぼ。

 RPG部分がより一層骨太になってパワーアップ。
 ストーリーも大きく動き出すターニングポイント的な一作でもある。
 刮目して見よ!

 本作の主人公は天使のザラキエル。
 くじらぼ。作品の特徴のひとつというか、主人公力が高め。天真爛漫系な元気っ娘。
 このビジュアルで中身はメスガキ要素ゼロなんだぜ? メスガキ詐欺だ!
 メスガキ詐欺ってなんだよ。

 サムネ等からも分かるように、クラウディアをはじめとした黒の牙メンバーや敵として登場したシェミニなど、過去作のキャラクターも多数登場する。

 仲間を救出するため、教団に侵入したザラキエルは聖女エフィーに力を奪われ、敗北してしまう。
 辱められたザラキエルはエフィーに復讐を誓うのだった……というストーリー。

 これだけだとピンと来ないと思うが、実は謎の多い本作。
 シリーズ過去作のキャラクターが多数登場するし、ラストシリーズに数えられてはいるものの、時系列的にはどこに位置するのか明言されていない。
 過去作をプレイ済みの人からするとえっ、どゆこと? と引っかかるポイントだらけなので、ストーリーを追う手が止まらない。

 これはネタバレなんですけど、特に楽園のアルテミスをプレイした人には見覚えのあるものが色々と出てくる。
 その既視感もうっすら伏線なので「なんだよ使い回しかよ」なんて思っていると洞察力の低さが露呈するゾ♡

 さて、ゲームシステムの話をしよっか。

 構造自体はダンジョンを探索して最奥のボスを倒すというオーソドックスなもの。
 しかし、個人的に強く推したいのが画面左下に出ているミニマップ。

 地味だけどこれがすごくいい。
 シンボルエンカウントなのも相まって探索が非常にスムーズ。

 戦闘はサイドビューで、ついに複数人の味方キャラとパーティーを組めるようになった。
 と言っても実際にパーティーを組めるようになるのは中盤からなので、1人旅の時間は割と長め。

 過去作のような独特の戦闘システムはあまり無く、デフォルトに近い形式。
 ただ、ゲームバランスとしてはその限りではなく、全体的に攻撃力が高めに感じる。
 なので、状態異常なんかを食らうと途端に具合が悪くなる。状態異常だけに。

 ものすごく雑にまとめると、ステータスで殴り合うのが基本の戦闘スタイルになる訳だが(RPGって大抵そうじゃないのか)、本作はレベルアップによるパラメータ上昇値が少なめ。
 装備を整えて底上げする方が手っ取り早いし、そうしないと追いついていかない。
 このため、レベル上げの必要性はあまり無い。

 物価上昇の波がついにここまで来たか……。世知辛い。

 ストーリーの進行度合で品揃えは変化するものの、大抵の装備は店で買える。
 ひとつひとつの値段がめちゃめちゃ高いという訳ではないが、人数分の装備が必要で、しかも強化もしなくちゃ……となると、とにかくお金がかかる。
 RPGの世界でも結局のところは金。なんだ現実か。つらい。

 魚釣りおじさんが出現するまではあまり効率のいい換金アイテムも無いので、体を売るか雑魚敵を狩って金品を巻き上げるかが主な稼ぎ方になる。

とりあえず難易度は「ノーマル」できる限り「処女クリア」が信条なので

ボクの場合は追い剥ぎプレイ一択

ていうかずっと金策してるな……

 装備が大きな比重を占めてはいるが、そこそこの装備でも本編は十分クリアできる。
 問題なのは裏ボス。

 裏ボスにたどり着く頃には、おそらく最強装備一式を揃えられているので、もう買えるものが何も無い状態になる。
 所詮お金で買えるものなんて限られとったんや! は?

 そうなるともうレベルを上げるしか強化の手段がなくなる。
 割とレベルは上がりやすいためそれほど苦でもないが、これまでは「金策してたらなんかレベルも上がってた」なので、ラスト直前で初のレベル上げに直面する。
 やってることは同じだけど。

状態異常を一斉にバラ撒いてくる鬼の裏ボスに挑んだので

プレイ時間30時間、レベル85くらいになった

 そろそろエロいこうか。

 本作のエロシーンはちょっとした?セクハラと一枚絵のイベントシーン。
 バトルファックとかは無い。

 内容の内訳としては売春と敗北Hが半々くらいに、お約束の放尿などが少々といったところ。
 売春はお金のために仕方なくといった態度だが、慣れてくるとノリノリに。
 敗北Hはよく見るタイプの凌辱系や、罰と称した拷問系もあり、ビジュアル的にはなかなかハード。
 ただ、テキスト的には見た目ほど酷いことにはなっていないようなので安心?である。

 この表情ね。
 されど「わからせ」はありません。メスガキじゃないので。

 敗北Hは人間とモンスター半々くらいだが、売春は人間相手なので全体としては人間相手の比率が高め。
 シーン数は割とあり、1シーンも短過ぎず長過ぎずといったところ。
 ゲーム全体がかなりボリュームのある方なので、全体の割合で見るとエロの比率は少なめかもしれないが、かといってボリューム不足を感じることもなかった。

 んじゃ、まとめ。

 普通にRPGとして、とても楽しめた一作。
 特にストーリーが熱いので、変にこだわりを持たずに難易度を下げてストーリーを追っていくだけでも十分に楽しめるはず。

今になって振り返ってみるとラストエンブリオは前日譚とかプロローグ的な位置だし

楽園のアルテミスは番外編なので

本作からシリーズをプレイするのもアリな気がする

過去作をプレイ済みの人にはたくさんサプライズが用意されたサービス精神旺盛な作品でしたね

つまりどっちも楽しめるってコト⁉

ストーリーが大きく動いて複雑さを増しているので

どう決着していくのか楽しみですね

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