愛には色んな形がある。たとえ他人には理解されなくても。
だからって犯罪はダメだかんね!
DLsite:僕のカノジョがデキるまで。 -追跡孕ませ拉致監禁-
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サークル『レトロラボ』
監禁・調教モノのシミュレーションは数多くあるが、そこに至る前段階からプレイできるゲームはなかなか無い。
そう来たか! と監禁・調教モノのシミュレーションというジャンルの幅を広げたかもしれない一作。
まずは本作ヒロインを紹介。
“一ノ瀬葉月”
いかにも仕事のできそうなクール系美人。でかい。
サバサバとしていて強気な性格だが面倒見のいい優しい面もあり、社内人気は非常に高い。
何とかして彼女に近づこうとする者は後を絶たない。
主人公も彼女の魅力に当てられた一人であり、日を追う毎にその想いを募らせていき……
“次第にドス黒い感情を持つようになっていった。”
なんでよ。
主人公はイカれたクズなので、真っ当に正攻法で葉月に近づこうとはしない。
最初から「よし、拉致・監禁しよう!」という発想。
人格が屈折し過ぎている。拗らせているどころか歪み切っている。
犯行には緻密な計画と情報収集が必須。と入念に準備を進める主人公。
狂っているのにこういう周到さも持ち合わせていて、余計に質が悪い。
このゲームは前半の情報収集パートで可能な限り情報を集め、それを基に犯行(拉致・監禁)を実行することで後半の調教パートへ突入する。
情報収集パートは場所や時間帯、持っているアイテムなど様々な要素によって反応や展開が変わる探索系RPG。
マルチエンド形式でイベントも豊富なので、自力攻略しようとすると何週もすることになる。
ボクの1週目はとりあえず途中でゲームオーバーにならないように好感度を稼いでおけばノーマルエンドくらいには辿り着けるだろうと思ってプレイしていた。
普通に恋人になっていた。
いつの間にか彼女ができていた。
なので、調教パートに突入することなくエンディングを迎えた。
これもうトゥルーエンドでは?
“そうだろ?ねぇ、葉月……。(葉月のGPSを見ながら)”
なんでよ。
真っ当に幸せになれるチャンスだったでしょうが。
改心してよ主人公。
ていうか葉月の男を見る目が無さ過ぎじゃない?
純愛エンドなんて甘っちょろい展開など許さないと言わんばかりに調教パートへ来いという強い意志を感じる。
犯行を成功させることにしっかり焦点を当てておかないと気付いた時には横道にそれていってしまう。
ボクが調教パートへ突入できたのは3週目だった。
調教パートはお仕置きや愛撫、性交などのコマンドを実行することで葉月の各種パラメータを変動させていくシミュレーション。
この手のシミュレーションではお馴染みの形式。
基本的に各種パラメータは増加するのみで、一定数以上に達すると実行できるコマンドが増えていく。
唯一、服従度は減少させることもでき、この数値は葉月の反応に影響を及ぼすパラメータで、低いと反抗的な反応が高いと媚びたような反応になる。
解放されていくコマンドの中にはお店で購入したりイベントで入手したアイテムを使うこともできるが、何せこの主人公なので加虐の限りを尽くされる。
調教パートにおける最終目標は葉月を完全に服従させるか妊娠させること。
いずれかを達成することで本編クリアとなり、エンドレスモードに突入し回想全開放が可能になる。
エンドレスモードとはいうが、その状態でもいくつかのエンディングには突入するのでどちらかといえばフリーモードという方が近い。
タイトルからも分かるようにとにかく「孕ませ」に対する熱意がすごい(タイトルは複数の意味を載せているのであえてカタカナになっているが……)。
ボテ腹差分は立ち絵や一枚絵にも反映されるし、段階によって反応も変わる。
モブキャラエンドも存在するが、それもまた孕まされる。
孕ませやボテ腹が好きな人には間違いなく刺さる。
エロに関しては最初から最後までハードだし、歪んだ結末しか認めないぜという徹底したブレなさといい、ある程度人を選ぶところはあるものの、サンプル画像を見れば分かると思うがクオリティは信頼できる。
それだけでなく個人的にはゲーム部分もかなり面白かった。
情報収集パートはコレクター気質の人はやり込んでしまうだろうし、調教パートに入ってからも回想には登録されないHシーンがあり、本編をクリアしたら終わりとならない長く楽しめる工夫がされている。
ちょっとでも気になっているなら間違いなく期待を裏切らない一作。
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