メイドさんはいつか「わからせ」ないといけない
それを本人に直接言うとは随分強気ですね
……ちょっと催眠術師に弟子入りしてくる
何なんですか
その催眠に対する絶対の信頼は
ビビっと!コントロール-モン娘ギャルに仕返しレイプ-
サークル『もぐハチ』
モン娘ギャルたちにイジメの復讐をするシミュレーション。
主に復讐のための入念な準備をするゲーム。
復讐ものとしてはかなり良作な一本。
とりあえず登場人物から紹介。
本作の主人公は人間と淫魔のハーフである『サバト』
ハーフは純血の魔族よりも魔力が低く、イジメられる原因となっている。
相手を意のままに操るビビットコントロール(通称ビビコン)という特殊能力を持っている。
復讐のターゲットその1、ケットシーの『クローニャ』
イジメに関しては罵倒・暴力・カツアゲなど、割と何でもあり。
魔力は比較的低めで、しばしば言動に幼稚さが垣間見える。
復讐のターゲットその2、ダークエルフの『エルゼ』
表向きは文武両道の優等生だが、イジメに関しては完全にヤンキーのそれ。
魔力はクローニャよりは高いが並程度。
復讐のターゲットその3、ドラゴンの『ドルティア』
3人の中というか作中でも屈指の魔力を持つ圧倒的強者。
気だるげでイジメにはあまり積極的に参加していないが、強者の風格で主人公を威圧してくる。
風紀委員長で淫魔の『シルヴィア』
主人公をイジメから助けただけでなく、自衛の術として風紀委員に引き入れ、魔道石を授けた救世主的存在。
事ある毎に主人公のことを気にかけているが、こういうキャラって恩を仇で返されがちだよね。
と、思ったらビビコンが効かなかった。
それもそのはず。
ビビコンで操れるのは自分より魔力の低い相手だけなので、最底辺の魔力しか持たない主人公がビビコンにかけられる純血の魔族などいないのだ。
しかし、そこに一筋の光明を与えたのがシルヴィアから渡された魔導石。
これは様々な経験を積むことによって持つ者の魔力を向上させるという優れもの。
しかも魔力は常に一定な訳ではなく、動揺するなど精神的ダメージによって一時的に低下することもあるため、瞬間的にでも純血の魔族に魔力で勝る可能性が出てきた。
己を磨き魔力を高め、ターゲットの弱みを探って下剋上の一撃を決めるその瞬間を覗う。
果たして復讐は成されるのか、という前向きなんだか後ろ向きなんだか分からないストーリー。
復讐のために手が込みすぎじゃね? という気もするが、復讐こそ徹底的に入念に行わなければならない。
ゲームとしてはこの復讐計画の準備のために奔走するのが大部分となる。
次はそのゲーム部分について紹介していこう。
復讐はパート分けされていて、1人ずつ着実に実行していく。
約20日後の学校行事を復讐の決行日と定め、そこに向けて準備を進める。
20日というとかなり余裕があるように感じるが、時間経過を伴う行動は平日で1回、休日は午前・午後の2回しかできないので割とカツカツ。
復讐決行日までに達成しておかなければいけないことはメニュー画面から確認できる。
ていうか突然現れた妖精は誰だよ? と思うかもしれないが、特に新キャラとかではない。
妖精は主人公の精神状態(心の闇)を表していて、罪悪感を感じる行動をとると悪化していく。
悪化しすぎると行動不能になり、1日を無為に過ごしてしまうので適度に回復させよう(回復するにも1回分の行動を消費するが)。
「EVENT」のアイコンが出ているところは時間経過を伴うイベントが発生する。
ターゲットのイベントを進める場合もこれ。
基本的にターゲットの弱みを探る訳だが、少しずつ情報を手に入れていくことでターゲットのパーソナリティが明らかになっていく。
主人公をロールプレイしながらターゲットのキャラクターを深堀りしていくという、かなり上手い作りになっている。
隣町に行く場合は午前・午後の2回分の行動を消費するため、休日しか出かけられない。
隣町でしか進められないイベントもそこそこあるので、さほど優先順位の高くない行動で平日を消費することも。
時には情報収集のために夜の学校に忍び込んだりもする。不法侵入。
急にステルスアクションが始まる。
情報収集と並行して自らの魔力も上げていかなくてはいけない。
魔力は主にクエストをクリアすることで上がっていく。
クエスト自体は時間経過を伴う行動ではないものの、内容によっては1日でクリアできないものや終盤まで時間をかけてじっくりやるものも。
同時に受けられる数に制限がある訳ではないので、積極的にに探して見つけたらとりあえず受けておこう。
クエスト以外にも勉強や潜入などを行うことによって各種パラメータが向上し、同時に魔力も上がる。
このパラメータが直接影響するのはビビコンをかける時なのだが、中にはイベントを進めるためには規定数以上のパラメータが必要となる場合もある。
ある程度イベントを進めた時点でターゲットにビビコンをかけられるようになる。
実は復讐を決行する前に一度ビビコンをかけておくことも達成しなければならないタスクのひとつ。
ビビコンをかけたらもう自由に操れるんだから、実質復讐は達成されたようなものな気がするけど、最高のタイミングで思い切り復讐してやろうという気概よ。陰湿すぎるだろ。
ビビコン画面。マウス操作限定。
発言に対応した選択をすることで相手の魔力を削っていく。ざっくり言うと後出しじゃんけん。
各パラメータによって削れる魔力量が変わるので、偏ったパラメータだと安定しなかったり。
もっとも、ビビコンをかけられるところまでイベントを進めるにはある程度の魔力とパラメータが必要になってくるので、よほど選択肢を外さなければ勝てるような設計になっている。
ちなみに、期日までに目標を達成できなかった場合はアイテムやステータスはそのままにデメリットなしで数日前まで戻れる救済措置がある。
デメリットが何もないので、遡るというより期限が延長されるといった感じ。
この救済措置を知らずに慎重にプレイしていたのでプレイ時間は7時間くらい
サクサク進めればたぶん5時間くらいでエンディングじゃないかな
初見でストレートにエンディングまでたどり着くのはなかなかシビアですよ
さて、そろそろ復讐タイムもといエロの話。
本作のエロシーンはビビコンをかけた際のLive2Dと一枚絵によるイベントシーン。
Live2Dはめちゃめちゃ動く。
好きな部位を選んで責めることができるが、快感度が100%に達すると絶頂してしまい、3回絶頂すると強制終了してしまう。
回想から何度でも見ることはできるので、物足りなかったら心ゆくまでどうぞ。
復讐本番をはじめとしたビビコン以外のエロシーンは一枚絵。
基本CGは少なめだが、差分がかなり豊富。
主人公はハーフとはいえ淫魔。挿入すればほぼ無敵のつよつよちんぽの持ち主。
内容も復讐ものだけあって何度もイかせる・イッても止めないみたいなシーンがほとんど。
専用のアダルトグッズを持っていると追加シーンに突入するが、むしろこれが無いと復讐というコンセプト的にはヌルいところで終わってしまっているように感じる。
ただ、エロシーンに関しては復讐後の方がボリューミー。
イジメの加害者・被害者だった関係性も主人公がイニシアチブを握ったことでそれぞれ変化していくので、「その後」の部分も見どころである。
んじゃ、まとめ。
シミュレーションゲームとしてはかなり上手く設計されているという印象。
おつかい的な内容が多いものの、シナリオとも絡めてきているので、ダレたり水増し感を感じることもなかった。
このシナリオも伏線が数多くちりばめられているにも関わらずきれいにまとめられている点も注目ポイント。
これは欲を言えばになるが、もっとイジメを酷くしてヘイトを稼いで、復讐はさらに激しい仕返しがあったらよかったなと。いや、既に十分エロいんだけども。
たぶんシナリオ書いてる人は優しい人なんだろうな
そんなエグいイジメはできないみたいな
呼びました?
は?
は?
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