アイデアは突如として湧いてくるもの。
しかし、そのひらめきを実際に形にできる者、実行できる者はひと握りである。

DLsite:スライムハンターニーナ
FANZA:スライムハンターニーナ
サークル『スライム☆ユリバース』
「スライム×百合」というフェチに特化したRPG作品。
サークル名がモロそのまんま。
ウチはこれ一本でやっていく! という信念を感じる。
カッコ良すぎでしょ。
まずはストーリーをおさらい。
お人よしの新米ハンター「ニーナ」はスライム討伐の依頼を受け、問題の鉱山へと足を踏み入れる。
鉱山を探索する道中で強大な力を持った「クイーンスライム」に遭遇し、戦いを挑むニーナだったが……というお話。

クイーンスライムというだけあってスライムの女王な訳だが、今回の騒動の元凶は「トレイタースライム」という別のスライム。
トレイタースライムもクイーンスライムから分裂したスライムではあるのだが、現在はクイーンスライムの制御を離れているという。
そのため、ニーナとクイーンスライムは利害関係の一致により行動を共にすることになる。


ポイントなのがクイーンスライムは敵とも味方とも言えない立場であること。
行動を共にしているし、ニーナのピンチには手を貸してくれたりもする。
その一方で事あるごとに吸精してくるし、そもそも鉱山内のスライムはクイーンスライムから分裂したものなので間接的にクイーンスライムと戦い続けているとも言える。
ゲーム自体が5時間程度でクリアできるくらいのボリュームなのでストーリーに横の広がりはあまりない。
しかし、真のストーリーはニーナとクイーンスライムが互いをどのように意識しているかやその関係性の変化なので、縦の掘り下げにとても深みがある。とわたしは思っている。
ラストバトルなんかはそこまでの積み重ねもあって非常に胸がアツくなるものがあった。
そういう意味ではトレイタースライムの討伐という目的は言ってしまえば舞台装置に過ぎないマクガフィンである。
スライム×百合に釣られた人も是非しっかりとストーリーを追ってみて欲しい。そこら辺の三文小説よりよっぽどコンパクトに楽しめる。

ダンジョン内ではいつでもクイーンスライムとコミュニケーションをとることができる。
クイーンスライムについては謎に包まれた部分が多いのでこまめにコミュニケーションをとって理解を深めていこう。
ゲーム部分はオーソドックスなRPG。
全体的に敵の攻撃力が高く、ニーナ自身には回復手段がないのでアイテムを使うかクイーンスライムに回復してもらう(引き換えに吸精される)しかない。
シンボルエンカウントなので戦闘回避はできるが、全て回避しているとボス戦で詰むので適度に戦闘をこなしていく必要がある。
敗北してもゲームオーバーにはならず、拠点に戻されるだけなので魔法や必殺技をガンガン使いながら、嬲られながら行けるところまで進もう。
ボス戦は全快の状態で挑めるので、よっぽどレベルや装備が不足していない限りは何とかなる。
むしろ道中の雑魚敵の方が連戦にならざるを得ないので苦しかった。
この手のRPGには最早おなじみのHP残量によって立ち絵が変化する(剥かれる)のだが、状態異常によっても変化する。
毒や麻痺といったオーソドックスなものから寄生や膨乳といったマニアックな状態異常も存在し、これら全てに専用の立ち絵が用意されている。どんだけあんの。


状態異常の中には主にスライム系がかけてくる拘束という状態異常もあるのだが、拘束は複数種類立ち絵があり、敵によって変化するという手の込みよう。
さらに快楽攻撃を仕掛けてくる敵もいて、これによってニーナが絶頂してしまうとカットイン演出が発生する。
このカットイン演出には状態異常が反映されるものもあり、見た目がエロい状態異常は大抵反映される。どんだけあんの。
立ち絵だけでも相当なボリュームがあるし、フェチが詰まっていることがよく分かるエロさなのだが、やっぱりメインはCGの方。
基本的にはニーナのHPが0になった時に発生する、いわゆる敗北H。
これがダンジョンの階層ごとに雑魚敵・スライム系・ボスの3パターンずつ存在する。
雑魚敵の場合はクイーンスライムに、スライム系は群がるスライムに、ボスの場合はその階層のボスにヤられる。
残念ながら敵ごとに個別シーンがある訳ではないのでシーンの種類数は若干少な目ではある。
とはいえ、各シーンごとに初回と2回目、場合によっては3回目まで差分があり、ひとつひとつがなかなかのテキスト量なのであまりボリューム不足は感じないだろう。
一番大事なのが敵ごとの個別シーンがないことによって全編オールスライムが実現されている点。
看板に偽りなし。
ふと、考えてしまったのがスライムに性別ってあるのだろうか?
クイーンから分裂してる訳だし……人型は女性的な見た目をしてるし……百合です!
ちなみにゲーム全体を通して男キャラが登場するのは最初の村のモブNPCのみ。
ダンジョンに入ってしまえば一切出てこないので百合です!
Hシーンは最初のチュートリアル的な場面で村娘がスライムに教われているシーン以外は全てニーナ×スライムなので、スライムはメスと捉えればスライム×百合が完全に成立する。
わたしは百合の練度がまだまだ足りなかったのでビジュアルのスライムについつい引っ張られてしまったが、百合は確かにそこに存在する。百合の練度ってなに。
視覚のスライム、概念の百合。
さて、内容について。
スライムは生物が興奮した際に発生する精気を好物としているので、執拗なまでの快楽責めを行う。
最初はじわじわと快楽を与えて獲物を追い込んでいたかと思えば、いきなり最大値の快楽を容赦なく叩き込んでくる。
ガチムチが30メートル向こうからゆっくりと助走をつけてラリアットをキメてくるような衝撃。


いずれのシーンも2回目、3回目と回数を重ねる度にニーナが快楽責めに絶叫するまでの間隔が短くなっていく。
ガチムチのスタート地点が徐々に近づいてくる。
初回から失神するほどぐちょぐちょにされるニーナだが2回目、3回目はそれを上回る快楽をぶつけられることになる。
ガチムチがフライ級→フェザー級→ヘビー級と階級を上げてくる。
割とかわいい寄りの絵柄ではあるが、プレイ内容はことごとくえげつないものばかり。
これ死なない?というくらいには叫んでいるニーナ。
それでもスライム媚薬のおかげか、苦痛表現は全くと言っていいほどない。
安心なのか残念なのか。
本作が発売から半年ほどしか経っていないので、今のところ次回作についての情報等は出されていないが、次回作があるとすればおそらくスライム×百合だろう。
わたしもそれを期待したいが、スライム自体が割と特殊寄りではあるうえに本作で既にスライム以上に尖った属性も盛り込んでいるので、次はもっとニッチになるのでは?という気もする。
スライム×百合であろうとなかろうと、高いポテンシャルを持っているサークルであることは間違いないので、次を期待せずにはいられない。




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